単純な計算が「困難」という専門家って、いったい、何の専門家なんだろうね…↓

厚労省検討会「実質賃金算出は困難」の案 野党側から批判
NHK 2019年3月20日

 「毎月勤労統計調査」をめぐり、野党側が求めている方法で実質賃金の伸び率を算出すべきか話し合う厚生労働省の検討会は「算出は困難だ」とする案をまとめました。この検討会の議論に対しては、時間稼ぎにほかならないという批判も上がっています。

 「毎月勤労統計調査」をめぐっては、調査対象となる事業所の入れ替えが去年行われたことから、野党側は実質賃金の伸び率を正確に把握するには前の年も調査対象となった「共通事業所」と呼ばれる事業所だけで算出すべきだと求めています。
 厚生労働省は、統計の専門家らによる検討会を設置して算出や公表が可能か検討を進めていますが、19日、検討会が中間的な案をまとめました。
 案では「算出は困難だ」としていて、その理由として「共通事業所」とされる事業所は毎年、異なるため、経年比較になじまないなどとしています
 また、最終的な結論をまとめる時期についての見通しは示さず、今後も検討を続けるとしています。

 「共通事業所」だけで賃金の伸び率を機械的に算出することは可能で、すでに野党側が独自に試算していますが、去年の実質賃金の伸びは大半の月で前の年に比べマイナスだったとしています。
 この検討会の議論に対しては、野党側から結論の先延ばしで時間稼ぎにほかならないという批判も上がっています。

これは専門家ではなくても判断できるすんごく単純なことで
まず「共通事業所だけで賃金の伸び率を機械的に算出することは可能」であることは明らか…
なのに、それを「算出が困難だ」と言い張ることにビックリ…です

加えて、もし、「「共通事業所」とされる事業所は毎年、異なるため、経年比較になじまない」…
という言い分が妥当であるならば、「事業所を入れ替える調査方法」を取ってる時点で
「調査対象が異なるため…経年比較にはなじまない」という理屈にならないとおかしいわけで
こんな屁理屈は屁理屈にもなってへん…とゆうておきましょう
(それにしても、厚労省が集めた「専門家」がこんな屁理屈言うのか…)

この調子だと、通常国会が終わって、参院選挙が終わるまでは
「共通事業所の実質賃金のマイナス変動」は出てこない…というか、
それまで政府が公表しないことは確実…になったようなので
(…ってか、公表そのものを見送る可能性が大…なので)
すんごく単純な計算でできる「共通事業所の実質賃金のマイナス変動」を確認することにしましょう…↓

算出困難とか言ってるけど簡単に出せるっつーの。検討会でも出したじゃんこの計算表。で,この計算間違ってるの?間違ってるって言ってないじゃんあなた達。
12ヵ月中9カ月前年比マイナスで,年平均でもマイナスだから出したくないだけでしょ。
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(ひとさまのtweetより)
(う~ん、マイナス…)

あぁ、それなのに、それなのに…
まだこんなことゆうてる人がおる…↓

景気回復途切れておらず、戦後最長更新の可能性と認識=茂木経財相
もうさ、原発事故も収束した可能性と認識、とか、宇宙の皇帝はあべしんぞうである可能性と認識、ってことにしといたらええんちゃう

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(ひとさまのtweetより)

安倍内閣では「事実」の話がいつのまにか「認識」(=そう思うか否か)の話になり、
彼らの「認識」と我らの「認識」(=事実)はついに交わることがなく
永久平行線を辿るのでありました…
(そこまで言うんなら、日本の公文書の末尾はすべて「~と思います」と書くべきだよな…)